第15回 大河ドラマ「花燃ゆ」を見て
井上真央のファンというわけではないのですが、大河ドラマは必ず見てます。
内容は視聴率のとおり今はパッとしませんが、先日、観ていてハッとしたことがあります。
それは衣装です。
特に女性のきものは、見どころがたくさんあります。
下級武士の家庭が多く出てきますので木綿の紬や絣が多いのですが、庶民の野良着と違って半衿のパステルカラーが利いていたり、帯とのコーディネイトが本当に良く、色目は控えめですが品良くコーデされています。
子供のきものでも衿元がビシッと決まっていて、長州人の実直な姿勢が良く表現できています。
また、やはり手作りの良さが出ていて、質素な中にも質感の良さが目立ちます。
現代の普段着では見られないハンドメイドの品の良さを感じます。
優香演ずる主人公の姉は上級武士なので、訪問着や附下のシーンが多いのですが本当に上品に見えます。
高杉晋作の妻の黒島結菜のペールトーンの小紋も可愛いですね。
年代に応じた柄のきもので、家柄や格といったものが衣装でうまく表現できているなあと感じました。
昔は家格=衣装というのがしっかり決まっていたので、その辺から見てみるとそれはそれでおもしろいかな?
日本特有の四季の柄を活かしているところも文化のひとつで素敵ですね。
(スタッフY)